大切なもの

2024年9月9日

皆さんこんにちは。

酷暑が過ぎたら台風やらゲリラ豪雨と屋外の現場は天候に振り回されっぱなしで参っています。

そんな今週はとても学びの多い1週間でした。

住育キャラバン

まずは一つ目。昨年からサポーターをしている住育キャラバンin群馬が開催されました。

講師は、住まいの究極の目的は『心の安定と人間形成』と語る田村美奈子さん。毎回新しい気づきを与えてくれるお話しを今回も聞くことが出来ました。

断熱性や耐震性、自然素材は当たり前でそこに正しい暮らし方がるからこそ身体的・精神的にも健康になれるのだと思います。
住まいが人を育てる。みんなでご飯を食べられて、コミュニケーションを深められ、家族一人ひとりの存在を承認できる家づくり暮らしづくりをしていきたいと改めて感じました。

「家づくり」はゴール（目的）ではなく通過点です。私たちが目指すその先には『幸せな暮らし』があります。

一人でも多くのお客様が幸せな暮らしを実現できるよう家づくりを通じて協力していきたいと思っております。

夫婦工務店

翌日は、いつもお世話になっている田村工業の田村社長夫妻が我が家に遊びに来てくださいました。4人で集まるのは初めてでどんなコミュニケーションが生まれるのかドキドキしていましたが杞憂に終わりました。

妻もこの日をとても楽しみにしており、田村さんご夫婦との会話を終始楽しんでくれました。私にとっては想像していなかった展開であり、とても嬉しい出来事でもありました。今回は先輩“夫婦”工務店としてのありがたいアドバイスを頂き、間違いなくこれからの私たち工務店の在り方や家づくりに大きく影響する1日になりました。

自分たちの中でとても良い変化の波がやってきそうな予感がしています。それは大きな変化なのか小さな事なのかはわかりませんが、なんか直感的に。

本気の住宅再生

さらに翌日、私たちが所属している「住まいるlab.群馬支部」主催の曳家岡本の岡本直也さんによる『構造から直す　本気の住宅再生』が開催されました。
「曳家」というのは建物をそのままの形で移動させる方法の事です。
地震で傾いた建物をどのように直していくのか。沈下修正、家揚げ、家起こしと様々な方法での様々な事例。
自分だったらどうしていただろうか。正しい選択ができただろうか、諦めて解体を勧めていたかもしれない。なんてことを思いながら見させて頂きました。

日本のある地域では、誤った手段による施工やその場しのぎのいい加減な工事が頻発しているようで、岡本親方から発せられる憤りと無念さを感じる言葉が印象的でした。