環境性

省エネ

小さなエネルギーで豊かに暮らせる住まいを、設計と性能と暮らし方で実現していきたいと考えております。

機械や設備頼みの快適さでは無く、断熱性能と窓の計画により自然エネルギー(日射・採光・風など)を上手に取り込み、最大限に利用するパッシブデザインという設計手法を心掛けています。

パッシブデザインの設計の一つとして、窓の配置があります。

セオリーとして「南側に大きな窓」を設置するというのが一つあります。
冬は太陽の熱を大きな南窓から室内に取入れ、室内をあたためます。一度あたたまった室内は断熱材が保温してくれるので暖房が必要な時間が極めて少なく済みます。

夏になると灼熱の日差しも窓から入ってきてしまいますので、今度は日射遮蔽が重要になってきます。
出来るだけ日よけを家の外部で行う事で太陽の熱が室内に入らなくなる為、日射熱による室温上昇が抑えられ、冷房効率も上がります。
日よけの方法として、庇や軒の出を確保する・シェードやよしず、簾を用いる・グリーンカーテン・植栽(特に落葉樹)を利用する等々実に多様な方法があります。

季節によっては窓を開ける事で心地よい風が部屋を通っていきます。空調設備で一定の温度を保つことも快適性に繋がりますが、自然の風を感じる事も家の快適性を語る上で欠かせない要素です。

また、窓から見える景色を設計する事で家の中から眺望を楽しみ、日々の暮らしの中にゆとりが生まれると考えています。

環境に配慮した素材選び

基本仕様としているものの多くは国産の物、自然素材の物を選定しています。海外から輸入品は極力避け、輸送時に発生するCO2の削減に配慮しています。それだけでなく環境に配慮した素材選びを大切にしています。

例えば柱や土台など、家の構造を担う材木は下仁田にある製材所から仕入れています。

こちらの製材所では、まず1本の丸太から柱や垂木などに使用できる部分を切り出し、余った端材や丸太の皮はバイオマスボイラーの燃料になります。このボイラーは木材の乾燥に使われます。1本の木から捨てる所はほぼありません。これらは全て同じ工場内で行うため輸送に使う燃料はもちろんありません。また、木を切る際に出たおがくずは近隣のキノコ栽培に利用されています。群馬の木は切る度に植樹が行われ林業の活性化にもつながっています。

断熱材の基本仕様としているパラマウント硝子社製のグラスウール。割れたガラスの瓶や窓ガラスなど私たちの身近にあるガラスの端材が主な原料となっており、工場で溶かして利用しています。
窓や瓶として再利用できなくなったものがグラスウールとして生まれ変わります。ガラスの端材は原材料の約95%を占めており、他社製品と比べても非常に高いリサイクル率を誇ります(他社製品は約80~85%)。

山崎屋木工製作所(長野県千曲市)でつくられている玄関ドアは、長野県で取れる信州カラ松を使用した木製断熱ドアで重厚でスタイリッシュな見た目と高い断熱性、気密性、防犯性に優れたドアです。
「木一本を余すことなく使わなくてはならない」というポリシーの元、地域材を大切に使いつくられている断熱性・意匠性・環境性に優れた玄関ドアです。

このような国産で且つ環境に配慮した製品を厳選して作り上げるのがperiwinkleの家づくりです。

周辺環境

家づくりをはじめる際に周辺にどんな建物があり敷地内にどう影響するのかを読む必要があります。
隣の家や向かいの建物は境界からどのくらい離れていて、どのくらいの高さがあるのか。その影は敷地に掛かってくるのか(夏と冬)。

日照シミュレーションを事前に行い、敷地のどの部分に一番日が当たるのかを検証していきます。

また、周辺環境になじむ外観をデザインする事も大事な要素です。
一棟一棟の外観が街の景観の一部となります。家づくりは「街並みづくり」にもつながる事です。
素材や色合いも考えてご提案します。