「ありがとう」
皆さんこんにちは。
朝から暑い日がつづきますね。
子供たちには暑さも関係なく、朝から虫取りにいそしんでおります。父は仕事に行く前から汗だくです。
虫を取っては虫かごに入れ、夕方少し観察してから逃がすのが深澤家のルーティンです。必ず自然に返す時は「ありがとう。また会おうな。」と言いながら自然に放ちます。なんとなくまたうちに来てくれたら嬉しいなという思いでお別れをするのですが、たまに空に放り投げたカブトムシがそのままブーンと帰ってくることがあります(笑)。
文化祭
お客様より「孫が文化祭で何かやるみたいだから、材木を手配してほしい」というちょっと変わったご依頼を受けました。高校生のお孫さんとメールでやり取りし、簡単な図面を頂き、それを基に詳細な図面にして大工さんに加工してもらいます。どうやら箱をつくってそこに人が乗れるようにしたいというご要望のようです。予算も限られていますのでできるだけ倉庫に眠っているもので、且つ人が乗るわけですから安全に配慮したもので検討します。組み立ては学校の方で行うとの事でしたので材料をカットしたものをこちらで製作する事になりました。
大工さんに材料の寸法を示した図面を持っていくと、仮組みしてみようという事に。
実際に組みながら寸法を調整します。また実際組んでみてから違和感を感じる所を取り除きつつケガをしないよう面取りをしたりと私が想定しなかったことも大工さんの細かい配慮があり、満足して頂けそうなものがお渡しできそうです。
仮組した写真と図面と簡単な組立て説明書をメールした所、『何から何までありがとうございます』と嬉しいお返事を頂きました。
思えば、私はいつも通りにお客様とメールしているつもりでしたが、17歳の高校生が42歳の社会人とメールでやり取りするなんて自分の高校生時代では考えられない事です。頂いた最初の図面もしっかり描かれていましたし、もちろんメールのやり取りもちゃんとしてました。何往復かのメールのやり取りの中で、ちょっとだけ社会経験をして頂けたかと思います。私も貴重な経験をさせて頂きました。S様ありがとうございす!
実際にどんな風に使用してもらえるのかはまだわかりませんが、文化祭の楽しい思い出をつくって頂きたいと願っています。
青梨子町の家へ
お引渡し後二年が経過しました。
二年前にお引渡しした時と比べると、この住まいはもうすっかりI様の分身のようなご家族の一員のような存在になっています。
それは外観とか内観が変化したという事ではなく(もちろん変化はしてるのですが)、言葉では簡単に表せない感覚のようなものなんですが、お住まいの中でお話をしているとやはり感じるんですよね。
どんな暮らし方をするかで、家も住まい手も変わります。
何をして生きるか
何を見て暮らすか
何に囲まれて住まうか
I様と青梨子町の家の2年間は楽しい思い出があふれているに違いありません。「この家にふさわしい人にちょっとだけなれてる気がします。」とI様。
初めてお会いしたのはもう4年程前だと思います。
高気密高断熱・耐震等級3の家づくりをしている工務店探しをされている中での出会いでした。高気密高断熱、耐震等級3という家づくりの基本となる部分の重要性を共有し合い、安心安全な家づくりを通じ、健康的で豊かな暮らしを提供したいという私たちの思いに共感して頂きました。
お引き渡しの時「この家にふさわしい人になりたい」と建築士冥利に尽きる言葉を頂いていました。
I様と出会った時から今も続く関係性の中で、たくさんの「ありがとう」をお伝えし、たくさんの「ありがとう」を頂戴しました。家づくりを通じて、信頼し合い「ありがとう」を言い合える関係性をつくっていく事が私たちの仕事であり、それが私の生き方だと思っています。
今回の訪問はちょっと理由があったのですが、詳細はまた後日です。お楽しみに。
I様お忙しいところ貴重なお時間をありがとうございました!
今週もブログを読んで頂きありがとうございます。
人生で一番聞いた言葉は「ありがとう」だったと言える人生で有りたいですよね。
深澤
periwinkle -Simple Sustainable Serenity-
ペリウィンクルは群馬県前橋市で、高気密・高断熱住宅の新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。
耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.34・C値0.3・自然素材・工務店