人が集う場所
皆さんこんにちは。
periwinkleの深澤です。
先日、六本木で開催されている『藤本壮介の建築』展を見に行ってきました。
藤本壮介さんと言えば、先日閉幕した大阪万博の会場デザインを手掛け、あの木造の大屋根リングを設計した方です。前橋市の私にとっては「白井屋ホテル」の改修を手掛けられていて、ちょっとだけ親近感があります。

これまで手掛けた住宅や万博を含めた様々なプロジェクトの展示と共にインタビューのVTRなど見どころ満載でした。正直に言うとあまり期待せずに行ったのですが、色々と感じる所があり自分でもびっくりするくらい感動してしまって、途中涙がこぼれてきて泣きながら見ていました。(笑)
「建築は人と人が集まる場所」と会場内で流れるVTRで語っておられました。私も同感です。
その延長でずっと規模を大きくするなら「多様な国と国が集まる万博会場」。多様な人と人が輪となり、隣の誰かに思いをつなぐ、未来へつなぐ。素晴らしい展覧会でした。
気になる方は是非足を運んでみてください。
涙…
先週の事になりますが、子ども達の通う幼稚園の運動会がありました。年長の息子は最後の運動会。年長さんは鼓笛の発表、跳び箱・鉄棒の披露、最後にクラス対抗リレーと続きます。
鼓笛は堂々とした立ち振る舞いでバシッと決めてくれました。跳び箱は7段をクリアし逆上がりも軽々やってのけ成長を感じさせてくれました。
最後はクラス対抗リレー。3クラスの児童全員が出場する白熱のリレーです。各クラスがバトンをつなぎ絆を確かめあう。否が応でも盛り上がるメインイベント。
人数合わせの為、息子含めた3人は足が速いという事で二回(息子は1番目と20番目)走る事になり、責任を背負っての出場となりました。
1番走者としてぶっちぎった息子。クラスはそのリードを守りトップを独走していましたが、途中で3位に順位を落とし、3位のまま息子に2度目の順番が回ってきます。2位との差は縮まったもののバトンを受けた22番、23番(アンカー)の子たちは泣きながら走り切り、そのまま3位でフィニッシュ。

勝ったチームも負けたチームもほとんどの子が泣いていて、それを見た保護者や先生ももらい泣き。もちろん私も。(笑)
勝って嬉しい、負けて悔しい、先生を勝たせてあげたかった、子ども達を勝たせてあげたかった、僕がもっと早ければ、私がバトンを落とさなければ、よくがんばった…
涙の意味は人それぞれあったはず。物心ついたころから『超』がつく負けず嫌いの長男は悔しくて悔しくて誰よりも長く40分位泣いていました。子供たちは、リレーを通して色んな感情や思いを感じて成長して欲しいし、バトンと同じように言葉や思いを人に伝える大切さやむずかしさを知って欲しいと願うばかりです。
寝込んでいたら…
先週、初めてコロナウィルスに感染してしまい、何日か家で寝込んでおりました。
思えば「家に一人」と言うのは意外とないもので、あってもテレビを見ていたり、本を見ていたり、スマホをいじっていたりと何かしていて、何にもせずに寝てるだけなんて無いものですよね。
2階のベッドの上で天井を見上げていると、だれもいない家はシンとしてまるで眠っているように感じてきます。人の帰りを待っているかのような。その数時間後、玄関ドアの開く音がして、騒がしく子供たちが帰ってきました。
暗い部屋で、1階から吹き抜けを通って賑やかな声が聞こえた時、さっきまで眠っていた「家」が目を覚ましたような、「家」に血が通っていくような、明らかに家の空気が変わりました。
ベットでそれを感じながら、「そうそう、そうなんだよ。やっぱりコレだよな。」と。
シンと静かな家も良いかもしれないけれど、家に人がいる・家族の声がする・暮らしの音がする・明かりが灯る・あたたかさを感じる…。
私が設計する家にはやっぱり人いてこそ。ご家族にずっと住んでもらいたい、楽しい会話をしながら楽しい思い出を積み重ねて欲しい。そんな家づくりがしたいと改めて感じていました。
ですので、私は別荘はつくれそうにありません。(笑)
ぼーっとした頭でやる気スイッチが入ってしまいました!
そんなこんなでコロナも先週末には落ち着き、今週から仕事復帰です。
今週もブログを読んでいただきありがとうございます。
先週やままつり@倉渕で購入したコスモスとマリーゴールドが我が家の植木鉢コーナーで元気に花を咲かせています。今年のニチニチソウはまだまだ元気そう。

今週もがんばっていきましょう!
深澤
periwinkle -Simple Sustainable Serenity-
ペリウィンクルは群馬県前橋市で、高気密・高断熱住宅の新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。
耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.34・C値0.3・自然素材・工務店
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