シャッタースピード

皆さんこんにちは。periwinkleの深澤です。

4月に入り桜も満開で最高に気持ちのいい季節になりました。私はヒノキの花粉のおかげで中々快適とは言えないのですが、寒い冬を超えて迎えた『春』の心地よさは他と比べようがない唯一無二のものがあります。我が家の庭の木々達も少しずつ緑の葉を芽吹かせてきました。

家族で写真

深澤家では4月と言えば娘の誕生日です。娘の3歳の誕生日を前に七五三の前撮りに行ってきました(ついでに家族写真も)。もう6年くらい節目節目でお世話になっている前橋のスタジオリンクさんに今回も撮影をお願いしました。

娘にとって念願の着物を着て撮影。撮影前『カメラマン』と『カレーパンマン』を聞き間違えていたようで、「カレーパンマンいつ来るの?」と聞いていた娘ですが、撮影が始まるとすっかりモデルモードで、ポージングをしたり表情を作ったりと成長に驚かされました。

ゆったりと流れ続ける時間の「一瞬」を切り取るカメラマンさん。
何気なく過ぎてゆく日常の「今」という瞬間を残すって何て素敵な仕事なんだろうと思い撮影を見ていました。

子供たちも撮影を楽しんだ様子。こんなにシンプルなスタジオなのになんで毎回違って見えるんだろう。

リノベ工事

伊勢崎市で工事中の断熱耐震リノベ工事は前回のブログのとおり、引き続き天井断熱工事を行い、さらに床下の断熱工事も終えました。これだけでもかなり断熱性の向上を感じて頂けると思いますが、寒い冬はもう過ぎてしまいましたので断熱性能をじっくり感じて頂けるのは今年の夏ですね。

天井と床の断熱施工がほぼ終わり、内装下地工事に移っています。

今回のように大規模なリノベーション工事となると工事範囲は家全体に広がります。
工事の為に家の中の荷物を空っぽにするというのは中々難しいので、荷物を一か所に集めておき、ある程度部屋が出来上がってから荷物を移動し、次の部屋の工事に移行します。実務的な見方をすると、工事の種類によっては一気に工事をすすめられませんので、全体の工期や各職の段取りなどは新築工事と大きな違いとなります。

当然工事期間は長くなってしまいますが、その期間は私たちにとって、打ち合わせ時にはわからなかった住まいに対するお客様の思い出や愛着を知ることが出来る大切な時間になります。

残したいもの

現場で進捗を見ながらお客様とお話をしていると、この住まいの思い出話がどんどん出てきます。

「この出窓は〇年生の時に付けてもらったんですよ。」
「縁側に差し込む陽の光がぽかぽかであたたかくて子供の頃大好きだったんです。」
「この天井は父がこだわって探したものなので、どういう形でもいいから残したいんですよね。」

打ち合わせ時は気にしていなかった事も、柱や出窓等ひとつひとつをじっくり眺めてみるとそれぞれに刻まれた懐かしい記憶や感情が引き出されるのかもしれません。
その瞬間が写真に残っているわけではないけれど、思い出は、映像や感情として住まいのあらゆるところと心を結び付けて残っているんですよね。

そんなお客様の思い出に触れ、そんなに思い入れがあるのでしたらといくつか新たにご提案をさせて頂きました。リノベーションだからと言ってすべてを新しくする必要はありませんので、残すところは残し変化を加える所は変化させ、意匠的にも共存できるよう工事を進めてまいります。
より快適に穏やかに暮らして頂けるように、そしてさらに思い出を積み重ねて頂けるように。

今週もブログを読んでいただきありがとうございます。
もちろん快適に安全に、そして素敵に変化します。工事の進捗をお楽しみに。

深澤

periwinkle -Simple Sustainable Serenity-
ペリウィンクルは群馬県前橋市で、高気密・高断熱住宅の新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。

耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.34・C値0.3・自然素材・工務店
前橋市・伊勢崎市・高崎市・みどり市・桐生市・玉村町

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