はなしあう
みなさんこんにちは。
今年ももう残り2か月となりました。
そろそろサンタさんに何をお願いするのか、子どもたちと話し合う時期になってきました。
私の予想では、息子はウルトラマンのおもちゃ、娘はゼリーかぶどう(笑)。近々話し合いたいと思います。
自立循環型住宅研究会 関東ゼミ
2018年から参加している「自立循環型住宅研究会 関東ゼミ」に先日参加してまいりました。
今年度の最終回は『事例大発表会』。今回私は事例を発表する一人としての参加です。発表者は私含め4名と特別枠の鳳建設の森さんの計5名。
それぞれが自社で手掛けた物件の温湿度を計測し、実測データを自分なりに検証・考察を通してより快適な暮らしを提供できるよう改善点や課題を発表し、みんなで議論する毎年恒例の会となっています。私は昨年9月から住んでいる自邸の1月と8月のデータをまとめて発表させて頂きました。
発表する方も発表を聞く方も高気密高断熱住宅を手掛けているプロばかりですので、自分の発表をどのように聞いてもらえるのか一刀両断されてしまうのか、期待と不安となによりもワクワクしながらこの日を迎えました。
発表の後は、発表者を中心にグループに分かれて、より快適な住環境になるよう改善策を話し合うグループディスカッションの時間となります。
本来、実測・検証・改善はすべて自社で行わなくてはなりません。というのも、高気密高断熱住宅は、つくって終わりと言うわけにはいかないからです。ある程度のシミュレーションは事前にしておりますが、ご家族ごとの特徴や暮らし方の違い、設備機器の設置位置や使い方によってシミュレーション通りはならない場合もあるからです。
今回の私の自邸も想定していなかったデータが計測され、その改善策をディスカッション時に相談させていただきました。深澤家目下の課題は夏にあったのですが、温度と湿度のデータを見ながら、知識と経験豊富なみなさんから思いもよらない角度からの解決へのヒントを頂いたり、より快適に暮らすためのアドバイスを頂いたりと自分一人では思いつかない改善策(しかも簡単!)を持って帰ることが出来ました。
この改善策を実行して来年の夏にどのような変化が起こるのか、楽しみにしております。その結果はこちらのブログでもご報告しますね。お楽しみに。
和
参加しているのは主に工務店や設計事務所の方々で、本来であればライバルであり地域によっては競合になりかねない関係です。その方々が他社の物件の改善策であったり、他社のお客様がより快適に暮らせるアドバイスを真剣に議論している会なですから、人によっては意味が分からないと思われるかもしれません。
先日ラジオを聞いていたところ「和を以て貴しとなす(わをもってとうとしとなす)」という言葉が出てきました。聖徳太子の言葉でしたよね(たしか)。←(後で調べたら十七条憲法でした。)
「何をやるにも仲良く、人と人とが協調する方が良い」という意味なのですが、『妥協せずしっかりと議論し、話し合いをする』という意味も含まれているそうです。
それぞれ環境の異なる人たちが納得するまではなしあって、わかり合う事で大きな『輪』となり、どんな意見の持ち主とも調和できる。そんな意味なのかもしれないと思いました。
ディスカッションの後は、「日本一早い忘年会」で完全に『和み』モードに。ここでも別グループだった方からアドバイスを頂けたり非常に有意義な時間を過ごすことができました。
上下関係に囚われずこういった議論ができる仲間や諸先輩方がいる事のありがたさを感じると共に、この経験から得られる知識をこれからの家づくりに還元していく事の重要性と責任を改めて感じました。
これからもより良い家づくりと快適な暮らしの為に学び続けたいと思います。
終盤、居酒屋の出入り口の空気の流れを調べはじめる変態達(誉め言葉)にはさすがに驚きました(笑)。
今週もブログを読んでいただきありがとうございます。
変態と変態を和でつなぐ「議論」ていうのはやっぱり重要なんですよね。
深澤
periwinkle -Simple Sustainable Serenity-
ペリウィンクルは群馬県前橋市で、高気密・高断熱住宅の新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。
耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.34・C値0.3・自然素材・工務店