虫との関係

みなさんこんにちは。

3連休1日目は、家づくりご検討中のお客様を自宅にお招きしてperiwinkleの空間を体感して頂きました。我が家の息子・娘と一緒に遊んでくれていたお子さま達も最後はすっかり慣れた様子で、車の中から最後まで手を振ってくださいました。

あっという間の時間でしたが言葉でお伝えする以上にperiwinkleのつくる穏やかな時間を感じて頂けたのではないかと思っております。

カブトムシ

現在、深澤家にはご近所から頂いたカブトムシが約20匹、クワガタ3匹、ナナフシ1匹が鎮座ましましております。
さすがに数が増えてきたのとお客様が見学にいらっしゃるということで、昆虫が苦手だったらという事を考慮し昆虫たちのの居場所をリビングからウッドデッキに移動しました。

とりあえずで虫かごを移動させたのですが、結果的に昆虫大好きな息子にとって最高の居場所が出来上がりました。シェードを張って日よけをすれば、こちらから声をかけない限りずーっとここにいます。いつの間にか娘もカブトムシを触れるようになっていて驚きました。(笑)

ウッドデッキの魅力

periwinkleのつくる住まいにはウッドデッキを設置しています。

ウッドデッキは完全な屋内でも完全な屋外でもない、「中間領域」と表現される特別な空間です。
屋内と屋外の真ん中の場所、屋内と屋外を繋ぐ空間、室内から見ればリビングの延長でもあり、外から見れば庭の中の休憩場所でもあります。このどっちでもない曖昧な境界線が大事な役割を持っています。

この境界線は解放感をもたらしてくれるだけでなく、日射遮蔽の一端を担う事もあったり様々な角度から魅力的なものだと感じています。部屋履きのまま気軽に出られるというのも好きなところです。玄関から靴を履いて庭に出るとなると敷居が何故か敷居が高くなってしまうもの。途端に庭の活用頻度は下がってしまいます。

我が家では朝食を食べたり、洗濯物を干したり、庭遊びの休憩スペースになったり、バーベキューをしたりと楽しく使っています。
緑を見ながら食事をすると「健康的」とか「贅沢」という印象を与える傾向があり、味覚にも好印象を与えるという研究もありますので、リラックスしながらおいしく食事をし、日々のストレスを和らげてくれ場所は日々忙しく過ごす現代人には必要な場所なのかもしれません。

人にも虫にも穏やかな空間

periwinkleのコンセプトの一つであるSerenityは「穏やかな」と言う意味があります。穏やかに過ごせる空間というのは室内だけに限った話ではなく、敷地全体で考えます。もっと言うなら窓から見える景色も設計に関わってくるのでもっと広い範囲となりますね。

ウッドデッキに虫かごを置いてから数日経過しましたが、毎朝餌のにおいに引き寄せられてカブトムシが1~2匹デッキに集まってきています。庭に飛んでくる虫も我が家で道草を食いに来てくれています。どんどん増える。(汗

無類の昆虫愛好家としても知られている医学者・解剖学者の養老孟子さんによれば、1990年から2020年の30年で全世界の昆虫の8~9割がいなくなったそう。
確かに私が子供のころに比べて、ホントに虫は減った感じがします。原因は何なのかは詳しい事はわかりかねますが、温暖化の影響もあるでしょうし、人間の住む場所には他の生き物が進入できない暗黙の境界線みたいなのが出来てしまった事もある気がします。

野良猫は減ったし、住宅街に出たサルやイノシシは捕獲され、庭はコンクリート、虫は殺虫剤で殺される。”自然”と距離をとりたくなってしまうのは人間の都会化が進んだのかもしれませんね。
そのせいで、虫にとっても生きづらい世界になってしまったようです。
虫にとってもSerenityな空間になればいいなと思い、せめてうちの庭に来た生き物は排除をしないようにしております。

今週もブログを読んで頂きありがとうございます。
人間が勝手に引いた境界線は自然の生き物には無関係。

深澤

periwinkle -Simple Sustainable Serenity-
ペリウィンクルは群馬県前橋市で、高気密・高断熱住宅の新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。

耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.34・C値0.3・自然素材・工務店

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