友の会
みなさんこんにちは。
昨夜のことですが、ホタル観賞会に行ってきました。場所はこのブログではおなじみの昆虫の森。
昆虫の森「友の会」の会員イベントで、約40名で夜の昆虫の森を貸切りにしてホタルを観賞してきました。私たちも含め、集まった方々は年に何回も施設を訪れる昆虫好きの人達なわけです。
ホタル観賞
集合場所での事。先導員さんの所に虫が飛んで来たのを見て「なんだなんだ」とみんな集まってきて、普段なら「僕も見たい!」「私にもさわらせて!」と揉めそうなところですが、そこはやはり昆虫好きの集まり。「次触ってみる?」「ここ持つと良いよ」「なんていう虫?」と声を掛け合って楽しんでいました。
肝心のホタルはと言うと真っ暗な小川や水田近くにそれはもう沢山。
スタッフの方がそっと捕まえてくれて、みんなにも触れさせてくれたりして貴重な体験を子どもたちと味わう事が出来ました。
真っ暗闇でも先ほど同様、みんながホタルと触れ合えるようにと譲り合ったり、「あっちにたくさん飛んでるよ」「ここ危ないよ!」と注意し合ったり、「これゲンジボタルだ」「こっちはヘイケホタル」と知識を共有しながらホタル観賞を楽しんでくれていました。同じ「昆虫好き」の『友』という一体感がそうさせるのか、はじめましてなのに妙な仲間意識を感じました。
暗闇の中では、ゲンジボタルとヘイケホタルの2種類が飛び回っていました。
この2種は光り方(点滅するスピード)が違うのですが、オスもメスも光り方を見分けて相手を見つけるそうです。
人間もホタルも「類は友を呼ぶ」んですね。
とても不思議な、とても幻想的な光景を味わうことができました。
wallstatをじっくり学ぼう
先週「wallstatをじっくり学ぼう講座」に参加してきました。
この『wallstat』と言うソフト、木造住宅の耐震性能を見える化できるシミュレーションソフトなんです。前から存在は知ってたのですが、なかなか使用に踏み出すことができないでいました。
今回の講師は大竹工務店の大竹さん。大工さんをやりながら温熱や耐震の勉強もしっかりとやられている「スーパー大工」さんです。大竹さんは「お客様に死んでほしくない」「後悔したくない」という想いから、wallstatを独学で身に付け今回教えて頂く事になりました。
集まったのは、北関東を中心に約35名のプロたち。おそらく参加した多くの方が「お客様に安全に暮らしてもらいたい」という同じ想いを持ち、耐震改修などでお客様の命を守る為に出来る事を模索していたのではないかと思います。
今年の元日に起きた能登地震。亡くなった方の4割は圧死だったそうです。
この事実に対して建築に携わるものとして、見て見ぬ振りをするのではなく、お客様に何ができるかを真剣に考える。そんな生き方をする「類」でいたいと思います。
どのような提案をするのか答えを出すのも私たち自身。耐震改修となるとどのような工事が正しいのか、私たちには大きな責任が伴います。お客様の命に関わる仕事をしている私たちの宿命です。
やってみよう
学んだ事を忘れないうちに、少し前に天井裏の調査をしたお宅で練習です。
何度かのバグ?入力ミス?を乗り越え、こんな具合に現状のモデルをつくってみました。
「震度7程度の地震」で揺らしてみるとどうなるのか、損傷状況を確認してみると…(実際は動画で確認ができます)。
このままだと倒壊の恐れがありそうです。
お客様の住まいを倒壊させない為に何ができるのか。どの部分にどのような補強をするのかをwallstatでシミュレーションを重ねていきます。
お客様にとっても私たちにとっても、後悔のないご提案にしたいと思います!
さくらんぼ
また別の日、さくらんぼ狩りに行ってきました。
温暖化の影響で、今年は「双子果」という実が二つくっついたものが昨年に比べ多く育っているそう。生育不良扱いで出荷できないもののようです。我が家の子どもたちは「おしり探偵みたいなさくらんぼ取れた!」と喜んでいましたが。笑
今週もブログを読んで頂きありがとうございます。
温暖化の影響はこんなところにも。地震にも温暖化にもしっかりと向き合っていかなければならないのが私たちの仕事なんですよね。
深澤
ぐんま昆虫の森
https://www.pref.gunma.jp/site/giw
periwinkle -Simple Sustainable Serenity-
ペリウィンクルは群馬県前橋市で、高気密・高断熱住宅の新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。
耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.34・C値0.3・自然素材・工務店