快適性

室温

住まい手にとって、「家の性能」を一番身近に感じられる数値は『室温』だと思います。

私たちは自社で基準を設け、夏と冬の室温をシミュレーションしていきます。

<夏の基準>
【最高室温が35℃以下】

どの窓を日射遮蔽すると効果が大きいか、窓を開けて通風を促すとどの程度熱が逃げていくのか等を見ながら
基準をクリアできる様、主に窓回りの設計を行っていきます。

<冬の基準>
【朝6時の時点で15℃以上】【最高室温20℃以上】

夏とは逆に、どの窓から日射を取得するとあたたかくなるのか、断熱性能が室温にどのように影響してくるのかを
シミュレーションしながら計画していきます。

夏・冬共に冷暖房を使用しない想定でのシミュレーションを行う事で、小さなエネルギーで快適な室内環境を目指すと共に、災害等で電気が使用できなくなった場合を想定し、一定程度の快適性と室温が与える健康面での負担を軽減できる基準としています。

断熱性能

断熱性能とは、熱の移動をどの程度抑える事が出来るかを数値としてあらわしたものです。保温性能と言い換えても良いかもしれません。

断熱性能はUA値0.34W/㎡・K以下を基本仕様としています。
この数値は、値が小さければ小さいほど保温性が高い事を示します。
室温と並び、住宅の性能を表す重要な数値となります。

UA値の基準値

UA値0.34W/㎡・K以下はHEAT20のG2/品確法の断熱等級6を超える性能です。
ちなみに前橋・高崎周辺は「6地域」という温暖な地域に該当しています。

上記の断熱性能を確保するためのperiwinkleの基本仕様は

屋根    :グラスウール吹込み   300mm
壁     :高性能グラスウール   105mm
壁付加断熱 :EPSボード        40mm
基礎内断熱 :ネオマフォーム      40mm

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断熱性能を語る上で重要なのは断熱材だけではありません。開口部も性能を担う重要な要素です。

冷房や暖房で快適な室温を実現したいところですが、外気と触れている屋根、壁、窓などから熱の移動が常に行われています。中でも窓は、夏は約70%、冬は約50%の割合(屋根・壁・基礎・窓等、熱移動がある箇所全てを100とすると)で熱の移動が起こっていると言われており、開口部の断熱化は極めて重要です。

periwinkleでは、窓は樹脂ペアガラス(YKKAP/APW330)、玄関ドアは断熱木製ドアのキュレイショナー(山崎屋木工製作所)を採用しています。

気密性能

家の性能を語る上で、断熱性能と同等に重要なのが気密性能です。

冬、暖房で暖まった空気を保温する性能が断熱性、隙間から逃がさないのが気密性です。

例えるなら、カップラーメンの容器が断熱材、お湯は室内の暖かい空気です。容器に穴がたくさん開いていたらすぐにお湯は無くなってしまいます。気密性が高いという事は穴の面積が小さいという事です。

この気密性能を表すのがC値という数値です。隙間を表す数値ですので、小さければ小さい程、気密性能が高いという事になります。

断熱工事、気密工事ともに手作業で行う為、C値は測定をするまで数値が分りません。
その為、C値=0.3㎠/㎡を目標値としています。

periwinkleでは全棟で気密測定を実施しています。

換気

高気密高断熱な住宅になると換気設備が必要不可欠です。C値が2.0を超えると換気は想定通りにできないと言われています。

peiwinkleの24時間換気システムは壁付け式第一種換気システムを基本仕様としています。