ビワの木の家
所在地 | 高崎市楽間町内 |
延べ床面積 | 78.87㎡(23.82坪) |
敷地面積 | 204.65㎡ |
竣工 | 2024.03 |
奥様のご実家を解体し、ご家族4人のお住まいとして建て替えを行いました。
立地条件としては、昔ながらの住宅街の中にあるものの近隣のお宅にはお庭や植栽が豊富にあり比較的緑が多い地域です。屋久島地杉を大和張りで仕上げた外壁は個性的でありながらも周辺環境に馴染んでいます。ご主人は農業、奥様は陶芸と自然のモノを扱うお仕事をしているご夫婦ですので、内装の自然素材と共に杉の外壁の経年変化も楽しみにしてくださっています。
奥様が昔植えたビワの種が芽を出し、やがて大きな木になりました。春になるとビワの実を食べに鳥たちが遊びに来るそうです。小学生の二人の娘さんと一緒にその様子を見るのが楽しみなんです。とお話していたのが印象的で、ビワの木を見ながら団らんをしているご家族を最初にイメージしました。
ダイニングキッチンの窓から見える四季折々のビワの木は、穏やかな暮らしの中に溶け込み彩を与えてくれます。ダイニングを中心にご家族の集う場所を1階に据え、同じ1階には陶芸をやられている奥様の為の土間スペースを設けました。また、2階には寝室と子供室、少し大きめのフリースペースを計画し、限られたスペースの中でも窮屈さを感じないよう工夫し、ご家族4人の居場所ができるようシンプルにデザインしました。
穏やかな暮らしはビワの木と共にずっと続いていきます。
長期優良住宅
耐震等級3
BELS☆☆☆☆☆
UA値 0.34
C値 0.3